釣れちゃって困る

贔屓目に言って、僕は釣りが上手い。

悶絶釣行記なのにすみません、釣れました。
まぁ本気を出せば、もとの腕が良いのだから、これは釣れるに決まっている。

4月17日、会社の先輩Y氏とロマンスカーに乗って伊東へ行った。
11時半頃に着いた。

調べてあった釣具屋に寄り、餌を買った。
店のおっちゃんに「クロダイ釣れますかい?」と聞くと、おっちゃんの眼光が一瞬鋭くなり、一呼吸置いてこう呟いた。
「…いい場所、ありますぜ」

おっちゃんの手書きの地図を見ると、何やら釣れるような場所とは思えない、公園みたいなところ。
「ほんまに釣れまっしゃろな?」
疑わしくて関西弁みたいな感じになる。

「ほんまでんがな。タナは3m、ハリスは2号がよろしゅうおま」
店のおっちゃんはそう言い、僕らは本当かなぁ、と思いつつその場所に向かった。

着いてみると、なるほどなかなか良い場所。
おっちゃんは「伊東港? あきまへんあきまへん! 釣れまへんで!」と言っていたが、どうなんだろう、伊東港の方が足場も良いし水深もありそうだし、うーん、行ったこと無いから分からんなぁ、とゆで卵をモグモグ食いながら準備をした。

釣り始めたのは13時過ぎ。
撒き餌を撒いても特に餌取りは見えない。
付け餌は残ってくる。

ほんの少しずつタナを深くしていくと、何となく生体反応が出てきた。
餌がかじられ、もぞもぞというアタリがある。

根気よく撒き餌を撒き、餌を同調させていくと、ゆっくりウキが沈んだ。
上州屋で買った200円のウキである(どうでも良いけど)

合わせると、ずしっとした重み。
足元のテトラに入られたら終わりなので(だから2号って言ってたのですね)強引に引き上げる。
が上がらない。。

魚は首を振りながら、横っ走り。
まずい、もぐられる。
浜島XTの力を信じ思い切って上げて見ると、水面には巨チヌの姿が。

同行のY氏とともに、うわぁ、と変な声を上げてしまった。
50cmはある。

Y氏にタモ入れをお願いすることにした。
しかしY氏は初心者なのだ。
一度網に入った巨チヌは、再び海へと帰っていった……

ま、しょうがないですね。

気を取り直して釣り始めると、しばらくしてまた大きなアタリ。
今度は慎重にタモ入れをしてもらい、無事ゲット。

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自己新の50cm。腹パン。
大きすぎて持って帰れません。
写真を撮ってリリース。

Y氏も40cmを釣った。初心者なのに。

その後は何度かアタリがあるものの、釣るには至らなかった。
というかもう満足してしまった。

夜は熱海に移り、S氏とその飲み仲間達と合流。
寿司を食いつつ花火を見た。

素泊まり3,000円の宿に戻り、そこでも宴会。

1時頃寝た。

翌日は皆が寝ているうちに起き、熱海港の海釣り施設へ。
7時頃に釣り始めた。

オキアミが溶けるまで、とイソメを投げたら24cmくらいの良型ウミタナゴが釣れた。
小気味良い引きで面白い。

その後はウミタナゴを3尾、23cmのメジナを1尾。
9時頃からはぱったりと釣れなくなった。

その辺りでS氏とその飲み仲間達がやってきた。

彼らは残念な結果。

熱海港は釣れる時間が短いなぁ。

あ、このバッグを使ってみたけどなかなか良い。
作りは安っぽいが、収納力も抜群。何より安いのが良い。

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