北枕の親分

6月26日、何となく海が呼んでいるような気がしたので竿を持って電車に乗った。

12時頃、大磯着。

駅から海に出るまでの道が分からないが、耳をすませば海の声が聞こえるので心配要らない。

曇天、湿度は高く、Tシャツ一枚でも汗が止まらない。

ふらふらと歩いていると「すずき釣具店」の看板を発見した。

店に入ると猫がいる。
猫がいるけど人がいない。

釣具屋はこうじゃないといけないな。

そう思って店の奥に声をかけようとしたところ、お婆さんがいた。
猫だけではなく、しっかりお婆さんがいたのだ。
気配が無さ過ぎて気付かなかった。

ともかく、青イソメを購入。

買ったばかりの餌ケースに入れてもらった。

海に向かって適当に歩くと、港の中に定食屋ののぼりが見えた。

大磯を選んだ理由は、この店で飯を食いたかったからだ。
「めしや 大磯港」って店。

5人くらい並んでいた。

港定食と瓶ビールを頼んだ。
飯は、まあまあ美味かった。

13時すぎに釣り開始。
タックルは7.6ftのメバリングロッドに1000番のリール。
ラインは4lbフロロ。

ラインの先に小さい針と適当なガン玉を打って、イソメを付けるだけ。
簡単なものです。

まずは堤防の先まで行き、偵察しつつ釣り始めた。
周りではサビキでアジか、イワシか、そういった魚をぽつぽつ釣っていた。

しかし風が強い。
早々に退散。

港内でヘチを釣ってみた。
着底してから少しずつ誘いながら巻く。
コツコツというアタリ。
メバルロッドは穂先が軟らかいので楽しい。

誘い方を変えてみたりしていると、グッと引き込まれ、メジナが釣れた。
サイズは15cmも無い。
が、ライトタックルだと楽しめる。

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同じ場所で4匹くらいメジナを釣った。
あとキタマクラも。

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港の反対側で知り合いの釣り師S氏が釣っているということで、そちらに移動することにした。

移動がてらヘチを探ると、アイナメの子どもが連れた。
小さい。。

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S氏と合流して様子を聞いて見ると、スズメダイがいるという。
相模湾は魚種が豊富。

近くで釣りを再開し、すぐに重いアタリ。
竿を立ててみるとノソーっとした感触。
何だこりゃ、と上げて見るとナマコであった。

惜しくも空中リリース。
釣り上げたかったな。

工事用の船が近くに着岸したので、場所を移動した。
この辺りから雨脚が強くなってきた。

移動した先ではネンブツダイ、トラギスの仲間(だと思う)キヌバリが釣れた。

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アタリが遠のいたので、最初にメジナを釣った場所に戻った。
こちらの方が魚影が濃い。

しばらくしてハオコゼを釣った。
いかにも毒々しい背びれ。

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一際大きなアタリがあり、思いっきり合わせるとなかなかの引き。

で上がってきたのは気持ちが悪い魚。

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何だこれは。

調べたところ、キタマクラの成体らしい。
初めて釣った。。

雨と風が強く、18時過ぎに寒くて納竿。
Tシャツは無謀だった。

相模湾は本当に魚種が豊富で面白い。
メジナ、キタマクラ、アイナメ、ネンブツダイ、キヌバリ、ハオコゼ。
6目達成。

ナマコを上げてればなぁ。。

軟らかい竿で小物釣り、はまりそうだ。