図らずもカマシング(下)

フグ釣りにも飽きたのでお茶を飲んだりゆで卵を食ったり、アジ待ちでまったりと。

そこでS氏が合流。

車で来られたのだが、お盆の時期でもあり渋滞していたようだ。

これで3人。

3人も居れば誰かはアジを釣るだろうという、根拠のない自信が沸いてくる。

同時にフグも、ますます沸いてくる。

満潮が近づき、フグが釣れなくなった。

チャンスだ。

そこで浮きがスポン。

でもってアジがぽこん。

釣れました。

興奮しすぎてその場では写真を撮っていません。

(下の方にあります)

しかしですよ、これ。

小さいなぁ。

ま、小さくてもアジ。本命。

血抜きしてクーラーボックスへ。

その後も1尾釣って、それでアジタイムは終わり。

む。

こんなもんなのか?

おそらく状況が悪かったんだろうな。

それでも2尾釣れたからまず良しとする。

僕と嫁の分は確保できたのだ。


暗くなってからはアジングを試してみた。

だが、どうだろう。

周りで餌釣りをしている人が何人もいて、しかも釣れていない。

その状況にあって、ほぼ初心者の僕がですよ、アジングなどと味な真似をしたところで釣れるのだろうか。

そもそもこの港にアジはいるのか。

うむむ、と唸りながらルアーを片っ端から(5種類くらい。。)投げるも生体反応なし。

餌釣りの方も全く反応が無くなった。

アジに限らず魚の活性が端的に下がったようだ。


こういう状況だと、どんなにルアーを投げても撒き餌を撒いても魚は釣れない。

だがヘチの小魚は遊んでくれる。

メバリングロッドにガン玉、グレ針をつけてヘチにイソメを落とし込むと、小さなハオコゼが釣れた。

それも後は続かないのだが。

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↑イソメ、すみません。。
 暗くてよく分からなかった。

海から生体反応が無くなって数時間が経過した(多分数十分だが、まったく反応がないと時間が長く感じる)。

まったりとする中、Y氏がルアー竿を持ってどこかに行き、しばらくして帰って曰く「生体反応がありました!」。

ルアーを投げたら当たりがあり、釣れこそしなかったものの確認してみるとワームが食いちぎられていたとのこと。

フグじゃないのか。

そう思った僕は、フグでも良い、フグリング? フギング? 何でも良いがルアーでフグを釣ってやろうじゃないか。

そう意気込んで(釣れずに暇だった)、Y氏が玉砕した場所でルアーを投げた。

そしたらすぐに釣れた。ザルツが凄いってことで良いと思う。

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↑ルアーで釣ったのは一番下のカマスたんです。カマシング。
 アジは餌釣り。
 いずれにしても小さい。15cmくらいです。

しかし、フグじゃなかったんだな。

確かに凄い歯をしていた。

まぁこれも後は続かず。

次に釣れるとしたら、1時の干潮を超えて、まぁいわゆる朝マズメ、4時から5時6時くらいか。

S氏とY氏は2時ころに車で帰るという。

僕は考えた結果、朝マズメまで残ることにした。

撒き餌もまだ少しあることだし。


2時半頃に二人が帰り僕は一人になった。

その頃からどんどんと人がやってくる。

朝マズメ狙いの人たちだろうか。

海が騒がしくなってきたら釣り始めることにして、スタンバイモードで待機。

夜があけてきた4時半頃、何となく海が良い感じになってきた。

周りでは釣れていないが、試しにイソメを流してみるとフグが釣れる。

よし、始まった。

フグが収まれば他の魚も釣れるだろう。

フグもちゃんと釣ろうと思うと難しく、面白い。

しばらくフグ釣りに没頭。眠気も醒める。

さてそろそろアジが、と周りを伺うと、エイやボラが釣れている。

あれ?

アジは釣れないんですか。朝は。

アジは夕方しか出勤されないですか。

しばらくしてマズメ終了。

7時半くらいだった。

帰り時だな。

8時8分の特急わかしおで帰宅。


土曜日の15時くらいから日曜日の7時頃まで、16時間くらい釣った。

結果、アジ2尾、カマス1尾、フグ多数、ボラバラシ、ハオコゼ1尾。

うーん、しょぼいなぁ。

全く釣れなかったあのファミリー、きっと時間が悪かったんだろうな。