釣り初め
■2011年の釣り初めに行ってきた。
2011年1月10日。
行ったのは、釣り雑誌で紹介されていた根府川、江之浦港。
ゴロタで意外にメジナが釣れるとか、ゴロタから江之浦港辺りでアオリが釣れるとか。
今回は取りあえず下見。
今年はショアジギをやりたいので、青物が回ってきそうか、ヒラメは居そうか、あとは堤防で小物釣りはどうか。
そんな点をチェックすべく、朝10時ころ電車に乗った。
■根府川の駅に着いたのは12時頃。
持って行ったのはメバリング用のライトタックル、ワームと小さいジグ、後はヘチ釣り用にグレ針とガン玉、ハリス。
荷物が少ないので電車でも楽だった。
意気揚々と電車を降り、淋しげな改札を出て、そこで呆然とする。
どうやったら海に出られるんだろう。。
■僕もいろんな場所に電車釣行したが、大抵の駅は海の方に向かう出口がある。
人が住んでいるのはどちらかというと海沿いで、干物屋が並んでいたりする。
夏には海水浴客も望めるし、海産物目当ての観光客もいるだろう。
だが、根府川は違った。
山の方にしか出口が無い。
さらに、駅を出たところにある案内看板を見てみたところで、大ざっぱな案内しか無く、具体的にどうやれば海に出られるのか分からない。
そうか、この辺りは砂浜ではないのだから海水浴客も来ないだろう。
漁港までも距離があるし、名所旧跡もそれほど無さそうだ。
さらに、手前には小田原、もう少し行けば真鶴、熱海、伊東と観光目当てなら他に行くだろう。
だからこそ釣り場としてはいまいち知られていないし、ちょっとした穴場なのだろう。
■ってことを考えたところで海にはたどり着けない。
困ったなぁ、と辺りを歩いてみると交番があった。
入ってみるがお巡りさんはいない。呼んでも返事は無い。
万事休す。
小田原でカマボコを買って帰ろうか。
眉毛をハの字にして振り返ると、交番の中に地図を発見した。
A4のコピーが箱に入って置いてあるのだった。
お巡りさんが手書きしたものだろう、海までの道が書いてある。
助かった。これで海に行ける。一枚頂いた。
■根府川駅から海、江之浦港まではこんな感じだ。
行き方は2種類ある。
駅を出たところにある道路を、右に行くか左に行くか。
地図を見ると、距離的には右に行く方が近そうだ。
坂を下って行くことになる。
しばらく行くと海が見える。
道路は狭く歩道は無い。
車が結構多い。側溝の上を歩く。
しばらく歩くと真鶴道路との合流点にあたる。
地図によるとここから真鶴道路に入ることになっているのだが。。
横断歩道などある訳も無く、交通量が多いのでとても渡る勇気が出ない。
■駅まで戻って、もう一つのルートで行くことにした。
駅前の道を左に進む。
少し上り坂になっている。
しばらくすると右側に神社の鳥居が見える。
道路の反対側に、下へ降りる階段がある。
「釈迦堂入口」とあった。
地図に従ってぐんぐん下る。
途中、お墓の脇を通る。暗くなったら怖いだろうな、と思った。
線路の下をくぐって
真鶴道路に出る。
釣侍の目前。
駐車スペースもあった。
ここから階段でゴロタ場に出られる。
■江之浦港に向かった。
釣侍で青イソメを購入し、真鶴道路を先に進んだ。
山側を歩けば歩道があったのだが、海側を歩いてしまったので車が怖かった。
しばらく歩けばローソンがある。
ここで御神酒(ワンカップ)とおにぎり、ゆで卵を買った。
磯料理の店を海側に降りると、こじんまりとした港が目に入る。
穏やかで良い感じだ。
堤防の先は結構混み合っていた。
テトラは大きくて乗りにくいが、それでも乗れないことはない。
何人かはテトラの上で釣りをしていた。
■やっと釣り開始。
ワンカップを開け、まずは海に。
今年も無事に釣りができますように。
あと、できれば大きくて美味しい魚がたくさん釣れますように。
13時半、ようやく糸を垂れた。
海を見ると小さなイワシが大量に涌いている。
まぁ、イソメでヘチ釣りすれば何かしら釣れるだろう、と。
で、釣れました。
今年最初の一匹。
キヌバリ、かな。
模様が薄いけど。
こんなのがぽつぽつ釣れて飽きない。
しばらくするとイワシの姿が消え、いよいよ大物が回ってきたかとワクワクしていたらこんなのが。
キタマクラ。
今年もよろしく、ひとつお手柔らかにお願いします。
日が傾き始めると途端に寒くなる。
16時頃に納竿。
■帰りはドライブインで蕎麦を食った。
温かいかき揚げ蕎麦。
美味かった。
小田原の辺りは北風が吹いても釣りになるようだ。
ゴロタも面白そう。
イワシが大量にいたので、港脇のゴロタでヒラメも狙えるかもしれない。
電車で行くと海までのアクセスが少し大変だが。
まぁ無理ってこともない。