猛暑の片瀬

2011/8/7、鼻の日。
猛暑の中、片瀬漁港まで釣りに行った。
電車代を節約するため、愛車のスーパーカブ110でトコトコと走って行くことにした。

葛飾区の我が家から片瀬漁港まで、マップによると約70km。2時間ちょっとで着く予定だ。

以前ならば竿をどうするか、ケースを背負っていくのはどうもなぁ、と思ったものだがそれも昔の話。
「ガルプスティック」という振り出しの竿を買ったので問題無しなのだ。55cmに縮むのだ。

というわけで荷物はこれだけ。

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釣具の入ったウエストバッグ、帽子やリールなどが入ったエコバッグ(UNIVERS ZERO笑)、財布が入ったポーチ、あと自慢の竿。

カブのカゴ(純正の中型)に入れる。余裕。
竿は少しはみ出すけれども、ハンドルよりかなり内側なので邪魔にならない。

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で、9時半頃に意気揚々と出発。

1号をひたすら走り続ければ良いわけだが、まず皇居の辺りでプチ迷子。
何となく大きな通りに出たので走ってみる。
携帯とかでよく調べたら15号だった。

まぁ、いずれ合流するから良いか。と。
絶対1号の方が早いと思うけども。旅ってそういうもんだし。と。

猛暑の中トコトコと走り、途中でふと鎌倉に寄って美味い蕎麦を食ったりし、しかも迷ったりして片瀬漁港に着いたのは何と14時。
途中で通った湘南の海水浴場も混んでいたけれど、片瀬海岸もすごかった。
トランスのパーティみたいな、ドコドコした音楽のあれをやっていた。

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そんなにドコドコしたら魚が逃げるんじゃないかと少々不安になりながら釣り場へ。

結構混んでいたが入れない程でもない。
釣り座を確保し、仕掛けを準備していたら雷の様な音がする。
空を見ると微妙な雲行き。
雨はともかく、雷は困る。
しばらく様子を見たがどうもおかしい。雲の割には雷が鳴り過ぎる。
どうやらトランスのドコドコな音が雷っぽく聞こえたようです。

周りの人は俺よりはるかに長い投げ竿を立てているし、まぁ落ちるならあっちだろうと。
少々非人道的なことを考えつつ、ビクビクしつつ釣り開始。

ガルプスティックの8ftにソアレBB2500HGS、PE1号。
先にフロロ2号を1mほど。
その先にはキス用の天秤、オモリ3号。

竿とリールのバランスはかなり良い。
オモリはもう少し重くても良かったか。

イソメをゆっくり引くとすぐに小さいヒイラギが釣れた。
このサイズがポツポツ釣れる。

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周りの初心者とおまつりが多発するので、俺はヘチを釣ることにした。
サンバソウ。小さいのに引くから面白い。

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木っ端グレは一箇所に固まっているのか、場所を選ぶといくらでもあたる。
グレは掛けるまでが難しい。掛けてからも岩の間などに逃げこむからなかなか面白い。

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ポツポツと小物釣りを楽しみ、最後のイソメを遠投。
置き竿にして片付け始める。

しばらくして竿を立てるとずっしり重い。
エイかと思ったが、それにしては全く引かない。
ビニル袋でも引っ掛けてしまったのかと少し引いて様子を見ると、横に歩く。
青物は横に走るというが、横に歩くとはどういう事だ。
上げて納得。こういうことだった。

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タイワンガザミ、だと思う。
そりゃ横に歩きますね。いや、本当は真っ直ぐ歩くのかもしれないけれど。

口にしっかりフッキング。

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ワサワサと足を激しく動かしながら上がってくるカニを見て、横で釣っていた学生グループが盛り上がった。
「かに、かに」「汁、味噌汁」と聞こえてきたが、俺は持って帰らないのでリリース。
そしたら隣から「ああぁ。。。」という嘆息。あげれば良かったかな。

帰りは渋滞にはまったり雷雨にあいながらも3時間くらいで帰宅。
楽しい釣りでした。