外房ツーリング

【旅の計画】

9/15から9/20まで、連休に夏期休暇をくっつけて6連休にした。
ちょっと遅い夏休み。

池上のスナック組に御宿旅行に誘われており、16日に御宿一泊は決定。

それだけでは物足りないので、もう少し他の場所にも行きたい。

どこに行こうかと考えた末、去年の地震、津波の被災地に行くことに決めた。
テレビで散々観ていたけれども、ちゃんと地続きであることを確認しようと。
まぁついでに復興支援の大義名分で豪遊しようという魂胆です。

当初は深夜バスで松島あたりに行こうとしたが、なんせ決めたのが一週間前。
バスの割引もあまり効かないし、そもそも宿が取れそうにない。

それに、御宿から帰ってきてすぐに深夜バス、ってのも忙しい。

ならば御宿からそのまま北上し、津波で甚大な被害を受けた旭市に行くことにした。
で、もう少し足を伸ばして銚子に泊まれば良かろうと。

ネットで探したら銚子に素泊まり3,900円の宿が見つかったので、旅程はこれで決定。

【一日目 御宿へ】

そういう訳で9/16、奥さんと子供を実家に送り返し、僕は外房へ向けてアクセルをひねった。
もちろん竿を携帯しています。

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本当なら朝6時ころ出発、9時には御宿について釣り始める予定であったが、前日に蒲田鳥万で痛飲したため10時発。

14号、357と走り、二日酔いのため途中で何度も休憩。
たまらず国道脇で嘔吐するなどの失態をさらしつつ、それでも市原を越えると体調は復活し、気持よく房総半島を走った。

【御宿到着】

13時半ころにようやく御宿に到着。

池上組も同じくらいに着き、合流してまずは昼飯。
夜は魚を飽きるほど食うから昼は魚禁止、というルールのもと、僕はあさりのパスタをチョイス。
貝はギリギリOKらしい。
結構美味かった。

さて、買出しをしたのちゲリラ豪雨にあいつつ宿へ。

【釣り開始】

夕食まで2時間ほど、すぐ近くの岩和田港で釣りをすることにした。

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今回は長距離をバイク移動するので釣具は最小限にとどめた。
竿はガルプスティックの8ft、リールはソアレBB30 2500HGSのみ。
仕掛けはバッグに入るだけ。
天びん、浮き釣り、アジング仕掛けなど。

とりあえず天びんで探ってみた。

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そしたら

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アイナメの稚魚? 小さすぎてよくわかりません…

その後は全く釣れず。フグにエサをかじられる程度。

飽きたのでイソメでカニ釣りをした。
これが結構難しく夢中になってしまった。

ようやく一匹(一杯?)釣れたので、宿で待つ5歳児のためにビニル袋に入れて宿へ。

同行のS氏はなかなかのアイナメ、マイクロメバルなどを釣っていた。
スナックのマスターはシマダイを釣っていた。

【舟盛り】

さて、宿に戻って5歳児にカニを与え(早速ペットボトルに入れていた)、談笑していたら夕食。

どーん。

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すごいですねー

飽きるほど刺身を食った。
美味かった…

部屋に戻って酒を呑んだりバイオハザードを観たりして、23時ころには寝てしまった。

【二日目 さっそく釣り】

翌朝、2時半にはむっくりと起床。
他の皆はまだ熟睡です。

二度寝できそうにないのでこっそりと港へ。

海は荒れ模様。
それでも2,3人は釣り人がいる。

浮き釣りの仕掛けを作って適当に流していると、たまーにアタリがある。
フグかなぁ、まぁ暇つぶしには丁度良いかと。

そう思っていたのですが。

何やら浮きがもぞもぞと沈み、根掛かりとも違う微妙な重みが竿に伝わる。
む?と竿を立て、リールを巻くととりあえず生き物らしき動き。

何だコレ、ヒトデかな、などと呑気なことを考えていた僕は、その直後びっくり仰天してのけぞった。

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イセエビが釣れた。

しかもエサはオキアミ、すなわちエビでエビを釣ったのだった。
あー驚いた。

しかもエビというのは、ある程度の大きさになると気持ちが悪い。
巨大な虫っぽい。
足に絡んだ糸をとるのに一苦労しました。

持って帰るのは密漁になるし、だいたいキープしたところで宿に泊まっていては調理するわけにいかない。
海にお引き取り願った。時価3000円くらいかなぁ…

気を取りなおして釣りを続けると、突然の豪雨。
息もできぬほど、狂おしいほどの豪雨。
身の危険を感じたので竿を畳んで漁港の出口までダッシュ、したら雨が止んだ。

一瞬だったが、ほんとに苦しかった…

ずぶ濡れなので宿に戻るわけにいかず、しばらく服を乾かすことにした。

そこへS氏たちがやってきて一緒に釣った。
人と一緒に釣るって良いですね。
豪雨ですっかり萎え気味な気持ちが暖かくなりました…

綺麗な虹が。二重だった。

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そんなこんなで、朝飯をモリモリ食って宿を出た。

スナックのメンバーとはここでお別れ。
僕は一人で銚子に向けて出発。

【御宿から銚子へ】

御宿から銚子へは九十九里沿いをひたすら走る。

のだが、海が見える絶景道路は原付では走れない。

九十九里有料道路は125cc以上のバイクじゃないと乗れないのです。
つまり、原付、原付二種は走れない。

いっぽん陸側の30号を走った。
まぁ信号も少ないし、空いていたので良いです。

途中、旅の目的であった旭市を通過した。
ちょっと道に迷ったので、ついでに町の中を思うままに走った。

津波の被害は相当なものだったらしいが、もちろん道路はきれいになっているし、瓦礫も片付いている。
(いや、もしかしたらまだ残っているのかも知れないが、普通に道から見える範囲では無かった)

しかしこの街が津波に襲われたのかと思うと、鳥肌が立ちっ放しだった。暑かったのだが。

コンビニでコーヒーを買って銚子へ。

【なぜか犬吠埼】

釣りのできる港を目指していたのだが、道なりに走っていたらなぜか突端、犬吠埼に着いた。

せっかくなので海まで降りてみた。

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ほどよいシケでなかなかの絶景。

惜しむらくは、僕、景色とかに全く興味が沸かないのですね。
ただただ「根魚が釣れそうだぁ」とか「ウツボいるかなぁ」なんてことを考えていた。

あと、犬吠埼には犬が吠えている像があると思い込んでいたのだが無かった。
代わりに、ってわけではないが「犬岩」というのがあるらしい。

まぁ、どうでも良いです。

【銚子マリーナで釣り】

犬吠埼をあとに、釣りのできる港「銚子マリーナ」へ向かった。

途中で小型犬に吠えながら追いかけられ、さすが犬吠埼だなと感心。

さて、犬吠埼から銚子マリーナは近い。
バイクでぶいっと、あっという間でした。

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乗ろうと思っていた大きい堤防は工事中で入れず。
小さい方の堤防に乗った。

足場も良く綺麗で良い。

地元っぽいおっちゃんと話をしたりしてのんびり釣る… つもりが、風が強くて釣りにくい。
その上、魚がいない。

ボウズでした…

釣りはこれでおしまい。

御宿、銚子と二日に渡って釣ったものの、釣果は稚魚、カニ、イセエビと甲殻類が三分の二を占める意外な結果。

天候もいまいちだったし、そもそも時間的にはあまり釣っていないのでこんなものかな。
また釣りメインで行ってみたい。

【二日目の味わい深い宿】

15時ころ、銚子マリーナを出て銚子駅近くの宿に向かった。

3,900円の宿。

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民宿、って感じですね。

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玄関を開けて「すみませーん」と声をかけると、すぐ近くでドラマ「相棒」を観ていたおばあさんが出てきた。
テレビがついているのは気づいたが、そこにおばあさんがいるとは思わなかったので、少し驚いた。
気配がない。
只者ではないな、と思ったが、話をしてみると只者でした。

「あら兄さん、背が高いのね。すてき。ぐふふふ」などと愛嬌のある冗談に背筋を凍らせつつチェックイン。

一風呂浴びて夜の銚子へ。

【銚子で食った蕎麦】

銚子駅周辺はあまり食事をする店がない。

少し離れた蕎麦屋に入った。

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意外なことに美味い。
繁盛していた。
日本酒でほろ酔い。

腹が満たされたところで飲み屋を探すが、やはりなかなか見つからない。

宿の近くの沖縄系の飲み屋に入った。
ゴーヤチャンプルとオリオンビールを注文。
沖縄出身のマスターがいい味を出していた。

23時ころに戻って寝た。

【三日目 ほうほうのていで帰宅】

6時ころ起床。

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【銚子のスナック街】

ネットで検索したら、銚子には旧赤線、その前は私娼街だったという地区があり、そこは現在スナック街になっているという。

夜に行くのは怖かったので、早朝に行ってみた。

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実際にはこの路地に入ってみたのだが、早朝から何とも言えぬ雰囲気でした。

【水田のカブ】

さて、銚子を出て利根川沿いに走り、千葉の上っ側をぐるりと帰ります。

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印西の山あたりで猛烈なゲリラ豪雨に見舞われて大変だった。

途中の渋滞を避けようとしてやはり迷ったりしつつ、5時間ほどかけて帰宅。

ゲリラ豪雨遭遇率が高い旅だった。