野島堤防でずぶ濡れ
2012/11/18(日)、野島堤防に行ってきた。
本来なら前日、葉山でボート釣りの予定だったのだが、例のごとく強風で中止。
中止になったのは何回目でしょう。
5回目くらいかな。
もう凹んだりしません。
金曜の夜、釣りが無くなったのならば、と意気揚々、肩で風を切りつつ新宿界隈で深酒をした。
帰ったのは土曜の朝であるが、妻子は実家に戻してあるし、釣りは行かないので問題ない。多分。
そういった感じで釣りに行けぬ鬱憤を酒で洗い流したのだけども、しかしそんな方法で洗い流せるものでもなく、もうどうしても行きたい、行かないと蕁麻疹が出る気がする。
仕方なく日曜日、奥さんに頭を深々と下げて野島堤防に行かせてもらった。
野島堤防は金沢八景の沖にある堤防。
黒鯛のヘチ釣りでかなり有名ですね。
その堤防が老朽化だとかで、今年いっぱいを持って渡船をしなくなるという。
まぁ正直ヘチ釣りには興味がないのだが、行けなくなると言われれば行きたくなるのが人の性。
メバリングロッドを担いで電車に乗り込みました。
5時半とか6時とか、あんまり覚えてないけど猛烈に早い時間に乗り、金沢八景に着いたのは7時半くらい。
駅前は小じんまりとしていた。
渡船の場所まではモノレールみたいなやつで行くと良いらしいが、時間はあるが金はない。
一駅程度らしいので徒歩で向かった。
8時前には到着。
手続きを済ませ、エサを購入した。
アオイソくれと言ったら「アカイソで良いか。こっちの方が釣れる」とのこと。
品切れだったのだろうか。
まぁどっちでも良い。2パック購入。
屋根付きの立派な船に乗り込み、堤防に向かった。
沖に出るとずいぶん波がある。大きなうねり。
大丈夫かいな、と思っていたら店の人に降り場所を聞かれた。
よく分からないが、事前に調べたところ初心者は「青灯」が良いでしょう、とあったので青灯で降りることに。
降りたらこんなんでした。
沖側は完全に波を被る。正面から被る。
堤防は全体的に洗われている。荷物はもれなく流されそうだ。
ちょっと高くなっている灯台の部分に荷物を置き、仕掛けを作った。
ザルツにソアレBB30、PE1号の先にフロロ4号。
そこにゴム管付きのオモリ3号を通し、サルカンを付けてフロロ1.5号のハリス。
針は小さめのグレ針。
アオイソ、じゃなくてアカイソを付け、比較的穏やかな陸側のヘチを探ってみた。
とは言え、この段階でスネまでずぶ濡れ。
長靴ではなかったので靴の中は海でした。
ほどなく釣れたのはベラ。
さらにベラ。
キュウセンの雄と雌かな。
それはともかく、もう大変すぎてピントが合っていない。
ピントなんてのはカメラが勝手に合わせるものだが、カメラも必死だったか。
写真の背景を見れば分かるが、波が足元を洗い、下手すれば肩のあたりまで飛沫が飛んでくる状況。
そんな中でもベラがぽつぽつ釣れるから飽きはしない。
敢えて荒れ狂う沖側に投げてみたらクサフグが釣れた。と当時に頭から波をかぶった。
昼すぎからはウミタナゴもよく釣れた。
風も少し弱まり、潮も下がって釣りやすくなった。
スズメダイも1尾釣れた。
残念ながらメバル、チヌは釣れなかった。
他の人はメバルを結構釣っていたようだし、大きなチヌも出たらしい。
他の堤防ではアオリイカも釣れたとか。
魚影は濃いみたいですね。
3時半に迎えが来るのだが、3時前には片付け、のんびりと海を見たりした。
これが灯台。みんなここに荷物を置いていた。
帰る頃にはすっかり穏やかに。
あれ、手前のおじさん、ライジャケが膨らんじゃってますね。
そりゃそうだよな…
帰りの船を降り、体が冷え切ったので近くのコンビニでカップ麺を買って食った。
今まではカップラーメンのシーフード味と決まっていたが、最近はそばが美味いです。
歳か。
帰りはビールを呑みつつ、やはり歩いて金沢八景まで。
電車釣行の醍醐味だな。
大変だったけれども、数は釣れたし楽しかったです。