大原港でちょい投げ

2021/07/21 Wed 5-minute read

気分転換

7/10、まったく毎日大変なのですが、とりあえず先が見えて来た気がするのでここらで気分転換。
妻子は野球観戦に行くということなので僕は釣りへ。何となく外房を走りたい気分で、選んだ行き先は大原港です。出発は9時半頃だったかな。

ルートは市原まで高速、そこから下道でのんびり。
途中で迷ったり飯を食ったり、あまりの暑さに休憩したりで、大原港に着いたのは13時でした。房総半島の田舎道をとことこ走るのは気持ちよくて気分転換には最適ですね。でも暑かった…。

釣り開始

大原港は広いのでポイントはたくさんあります。これまでに3回ほど来たことがありますが毎回違うポイントに入っています。

今回も初ポイント。一番ファミリーな堤防です。

みんな車を横付けして、イスなども用意して快適そうに釣りをしています。
僕はバイクなので、まあ横付けといえば横付けですが、特に涼めるわけでもなく。

イスは持ってきていないので地面に座ったところ一瞬でケツが焼けました。
あまりに熱くて、どっこらしょとあぐらをかいた瞬間、あぐらのまま飛び上がったりして、少し宗教的な浮遊感を味わいました。

さて文字通りケツに火がついたところで釣り開始です。

今回はほとんどツーリングが目当てなので仕掛けは適当です(最近こんなのばかりですが…)

大昔に買ったザルツのメバリングロッドに、やはり大昔に買ったバイオマスター。
2000Sのスプールにたぶん0.8号のPEが巻いてあります。
リーダーに適当なフロロのハリスを結び、中通しのオモリ、適当なチヌばり。
エサは、はるか昔から冷凍庫に眠り続けていた生イキ君(オキアミ)です。

海はべた凪、たぶん潮止まりで魚っ気がありません。まわりも釣れていない模様。

僕も全く釣れず、一度アタリがあったのみです。しかも針を取られました。フグですね。

夕方になり少し涼しくなってきたところで待望のアタリ。竿が大きく曲がります。
上がってきたのは大きく、白い… ビニル袋でした。

もう袋でも靴下でも竿が曲がれば嬉しいという状況です。とりあえずボウズは逃れた、と強引に納得。これを上がり袋として納竿…できるわけないですね。一応僕にも釣り師の矜持が毛玉3個分くらいはあるのです。

暗くなる前に場所移動を決意しました。といっても同じ大原港。前回小さいチヌが釣れた場所です。

達人登場

移動した先の堤防で、今度は胴付き仕掛けを試します。特に深い考えがあったわけではなく、たまたま三又サルカンが落ちていたので使ってみただけです。

しかしアタリもなく…。潮が動いていていい具合なのですが。

あれこれやっているとすぐ背後から「釣れないじゃろう」と声がします。
えっと振り返ればそこには杖をついた小柄な老人が立っていました。日焼けしていて目鼻の区別も定かではありません。なんか全体的に黒くて小さい爺さん、という印象です。
しかしいつの間に背後を取られたのか… さては達人だな。
ごまかしてもばれそうなので「全く、アタリもないです」と答えると「そうじゃろうそうじゃろう」と杖を海に向け始めます。

なにを始めるんだと見ていると、杖だと思ったのは釣り竿でした。短くて太い、棒のような竿。
その竿に付いているのは堤防には似つかわしくないほど大きなリール。深海用でしょうか、メロンくらいの大きさがあります。

そのリールに巻かれているのは黒くて太い、電源ケーブルみたいなライン。ラインの先にはカニがぶら下がっています。「…タコですか」そう聞くとニヤリと笑って、カニをヘチに落とします。

しばらくヘチを行ったり来たりした達人、「今日はタコさん、ダメじゃのう」とか何とか言いながら再び僕の横に来て、近くのタコ釣り師を指差します。

「タモを持ってるじゃろ。あの人たちは細い仕掛けて小さいタコまで引っ掛けて、タモですくっていってしまう。だからこの頃はタコが釣れんのじゃ」
確かに爺さんはタモ網を持っていません。あの電源ケーブルのような太いラインで、堤防に張り付く大タコを力ずくで剥がして釣り上げるのでしょう。
そのための太い竿とラインなのですね。
しかしまあ、電源ケーブルでタコを釣るってのはまさにタコ足配線ですなあ、といった軽口を叩く雰囲気ではなく、「なるほどですねえ、タモでねえ」など曖昧に相槌を打つのみ。

話し相手になったお礼でしょうか、爺さんは僕に「仕掛けを見せてみい」と言い、あれこれアドバイスをくれました。さらには「あと5m先で釣ると良いぞよ」と嘘くさい予言者みたいなことをいいます。

いや流石に5mじゃ変わらんだろ、と釣り始めると

メジナ3尾、イシガキダイの稚魚1尾…。ぱたぱたと釣れました。

まじか、爺さんほんとに達人、というか海の精とか主とかそういうありがたい神様的な存在なのだろうか…。
とにかくお礼を言わねば、と周りを見回しても爺さん、いや神様のお姿はどこにもありませんでした。

ビニル袋を海から釣り上げたから恩返しにでも来てくれたのだろうか。
やっぱり釣ってよかったなあビニル袋(負け惜しみ)

そうこうしているうちに雨雲が雷と一緒に迫って来て、慌てて帰宅しました。
雨雲から逃げ切ったと思ったら最後に船橋あたりでゲリラ豪雨に合いました。でもまあ、いろいろあって楽しい1日でした。

【今日の釣果】
メジナ 3尾
イシガキダイ 1尾

【今年の釣果】
アマダイ 1尾
イシガキダイ 1尾
イワシ 1尾
オショロコマ 1尾
金魚 6尾
クチボソ 17尾
クロダイ 1尾
鯉 7尾
タナゴ 3尾
テナガエビ 6尾
トラギス 3尾
トラフグ 1尾
ニジマス 55尾
ヌマチチブ 6尾
ヒメコダイ 2尾
ヘラブナ 1尾
マブナ 8尾
ムシガレイ 2尾
メジナ 3尾
ヤマメ 1尾
ワカサギ 7尾