伊東の離岸堤
いよいよ寒グレのシーズン到来。
というわけで12月4日、いつもの3人で伊東に行ってきた。
磯場は何かと大変だし、3人でのんびり釣ろうと思ったら堤防が良い。
どこか良い堤防は無いかと考えることしばし、以前から気になっていた伊東の離岸堤に行ってみる事にした。
春に50cmオーバーのチヌを何枚か上げた堤防、そこで釣っているとき堤防から沖を見ると100mほどの沖堤があった。
あそこに上がったらさぞかし釣れるだろうと気になっていたのだ。
機は熟した、とばかり、オーシャン釣具でボートを借り、その離岸堤に乗る事にした。
オーシャンのサイトをチェックすると、堤防まで渡してもらうには2000円/人。
人数が多い場合は貸しボートを借りた方がお得ですとあった。
僕らは3人、荷物が乗り切るか心配だったが、まぁ往復すれば良かろうと。
3人乗りの貸しボートを借りた。1日3500円。
せっかくボートを借りるのだからボート釣りもやってみたいなぁと、念のためメバリングロッドとPEを巻いたリールを持って行く事にした。
さて当日、7時に集合して高速道路を高速で移動。
9時過ぎには伊東着、準備をしてオーシャン釣り具に着いたのは10時少し前だったか。
溶かしてもらってあったエサ(一人オキアミ1.5kg、アミエビ1kg)を購入。
おっちゃんの話だと、海はべた凪だがボート釣りは少し危ないかもしれないとのこと。
海が凪いでいるという事は岸から沖への風が吹いているという事で、こういうときは沖に流され易く、また戻ってくるのも大変らしい。
なるほど。
逆に海が荒れているときは、風が岸に向かって吹いているので戻ってきやすいとか。
勉強になるなぁ。
そういうわけで我々は意気揚々と海に向かった。
砂浜から手漕ぎボート出航。
何となく僕が漕ぐ事にした。
が、初めての手漕ぎボート。
まったく進まない。
離岸堤まではほんの数十mなのだが、非常に大変であった。
離岸堤に着いたら、ボートをロープで留めておく。
これもなかなか難儀だった。
大人3人で右往左往、なんとかボートをくくり付け、荷物を堤防に運んだ。
この時点でボート釣りは諦める事にした。。
離岸堤はとても広かった。
もう1グループが反対の端で釣っていた。
ボートを係留する関係で、もしかしたら1日2グループ限定なのかな。
だとしたらとても贅沢な釣り場だ。
さて釣り開始。
沖側には消波ブロックが入っている。
堤防からブロックまでの高低差が少しあり、降りにくい。
太い木があったのでそれを利用すると上り下りしやすかった。
釣り人が用意したのかな。
撒き餌を撒くと小魚が集まってくる。
どうやら木っ端グレらしい。
木っ端とはいえ20cm以上あるのでなかなか楽しい。
しばし数釣りを楽しんだ後、沖の深いところを狙う。
少しだけサイズアップするも25cmまで。
沖に向かって堤防の左側は少し深くなっているようで、ここでも25cmクラスが釣れる。
足下では20cm、最小は10cmくらいの可愛い奴だった。
それほど地形の変化が無いようで、潮もそれほど効いていないので、どこを狙っても釣れるがサイズが出ない。
23cmから25cmの数釣りを楽しんだ。
30匹以上は釣れた。
すべてメジナだったので、まぁ釣り方は間違えていなかったようだ。
隣で釣っていた同行のY氏は青イソメでフグやベラを釣っていた。
午後になって風向きが変わり、沖向きは釣り難くなってきた。
お昼ご飯を食べ、内向きで釣っていたS氏の横で釣る事にした。
内向きは水深があまりなく釣れる気がしない。
それでも、と撒き餌を撒くと木っ端が涌いてきた。
下にブロックが入っていて、その陰に魚がたくさん隠れているようだ。
こちらでも20cmほどのメジナを数釣り。
最大は27cm、なかなかいい引きで楽しめた。
ウミタナゴも一匹だけ釣れた。
S氏もメジナを多数釣っていた。
途中で30cm以上ある鯛のようなものをかけたが、僕が引き抜こうとラインを引っぱったら切れてしまった。
何だったんだろう。汚い色をしていたが。
Y氏はワームでメバル、青イソメで良型のキスなどを釣っていた。
15時頃に片付けを始め、帰りはS氏に漕いでもらって着岸。
型はでなかったものの、数釣りを楽しめて大満足だった。